11月 14, 2022 14:10 Asia/Tokyo

トルコの最大都市イスタンブールの繁華街で爆発があり、これまでに少なくとも6人が死亡しました。

フランス通信によりますと、トルコ・イスタンブールの目抜き通りで現地時間の13日日曜午後4時(日本時間同10時)すぎに爆発があり、6人が死亡、少なくとも81人が負傷しています。

爆発があったのは、「イスティクラル通り」と呼ばれ、レトロな路面電車が走り、店舗が立ち並ぶ繁華街で、週末には地元の人々や観光客、外国人などでにぎわう場所です。

事件発生当時、通りは買い物客らでごった返しており、現場で撮影されたとみられる映像では大きな爆発の後に炎があがり、人々が逃げ惑う様子や、複数の人が倒れている様子が確認されています。警察は爆発直後に現場一帯を封鎖しました。

この事件について、ソイル・トルコ内相は現場に爆発物を残し立ち去ったとされる人物の身柄を拘束したと述べ、反政府武装組織PKKクルド労働者党が関与したという見方を示しました。

またエルドアン・トルコ大統領は、「卑劣な攻撃」だと非難し、「テロと断言するのは時期尚早かもしれないが、その可能性を示す兆候がある」と述べました。

そして、ボズダー・トルコ法相はトルコの親政府系テレビ局Aハベルで、「40分以上ベンチに座っていた女が立ち上がった1、2分後に爆発が起きた。かばんの中で爆発物が爆発する仕組みになっていたか、誰かが遠隔操作で爆発させた」との考えを示し、現在、捜査を進めているとしています。

なお、今回の事件のあったイスティクラル通りでは2016年にもテロがあり、この時は少なくとも5人が死亡しました。

なお、在イスタンブール日本総領事館によりますと、これまでに日本人が被害に遭ったという情報はない、ということです。

 

 


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