12月 28, 2023 18:39 Asia/Tokyo

イエメン救国政府の報道官が、「紅海での米軍主導の連合海上部隊への参加を義務付けられた国々が困惑しているのは、この連合の合法性の欠如によるものである」と語りました。

イエメン軍は抑圧されたパレスチナの人々を完全に支持する中、シオニスト政権イスラエルがパレスチナ・ガザ地区への攻撃を強化した後は、数回の作戦でイスラエル占領下のパレスチナ南部エイラート港を無人機とミサイルで攻撃しました。また、イスラエルの船舶および、シオニスト占領地を目的地とする船舶に対し、紅海とバブ・エル・マンダブ海峡の通過を許可していません。

イエメン救国政府のムハンマド・アブドルサラーム報道官は「国際航路は安全であり、毎日数百隻の船舶が紅海を通過しているが、米国が多国連合海上部隊への参加を強制したことによる一部の国の困惑は、この行動が合法性に欠けるとの信念から生じているものだ」と述べています。

また、「アメリカは一部の国にイスラエル防衛を目的にこの海上連合に参加するよう促している」としました。

こうした中、イエメンの軍と治安部隊の司令官らは27日水曜、緊急合同会議を開催して紅海の軍事化がもたらす結果についてアメリカ政府に警告し、敵に立ち向かう用意があることを強調しました。

イエメン軍と治安部隊の幹部指導者らは、イスラエル政権の利益のための紅海の軍事化や、国際航行の安全の損失がもたらす結果について、米国とその同盟国に警告しています。

イエメンのアル・アーテフィー国防大臣の話によりますと、敵が犯罪に手を染め続けてパレスチナ国民の包囲や、イエメンの安全と国家主権の毀損を目論んだなら、大きな打撃を受けることになるだろうということです。

パレスチナ国民支援におけるイエメンの役割は、現在の紛争において重要な要素となっており、イエメン軍は紅海とバブ・エル・マンデブ海峡での一連の作戦によって重要な勢力になっています。、また他方では米国に多大な影響を与え、米国にとって安全保障上の問題となっているとともに、アメリカに苦渋の選択を迫る形となっています。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ