ハマス幹部、「ナチズムはシオニズムの残虐行為に比べれば微小な一例」
1月 29, 2024 18:29 Asia/Tokyo
パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの政治局員が、「ナチズムは、シオニスト政権イスラエルが掲げるシオニズムにより行われてきた残虐行為と比べれば、小さなテロの一例にすぎない」と述べました。
シオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相は先日、ドイツのかつてのナチス指導者であるアドルフ・ヒトラーの著書『我が闘争』を手に取りながら、それがパレスチナ・ガザで見つかったものだと主張し、「ネオナチのメンバーは、この方法で子どもたちを教育している」と述べました。
ハマスの政治局員であるイッザト・アル・リシェグ(Izzat al-Risheq)氏はこれを受けて、「国連総会では153カ国がガザでの停戦確立に賛成票を投じた一方で、イスラエル占領政権と彼らが行う女性・子どもへのテロ行為を支持したのは、わずか10カ国に過ぎなかった」と述べました。
続けて、「占領者政権は2日前、ICJ国際司法裁判所で全裁判官により犯罪者だと指摘され、世界より改めて自分の立場を突き付けられた」と説明しました。
その上で、「ネタニヤフ首相は、アドルフ・ヒトラーの『我が闘争』が数十の言語に翻訳され、さらにドイツで最も売れている本の一つであることを知らない。また、ナチズムは(イスラエル政権の掲げる)シオニズムが行う残虐行為に比べれば、小さなテロの一例にすぎない」としました。
そして、「占領者たるシオニスト政権イスラエルは75年前より、テロリストに冠されるすべての称号を獲得してきた」と指摘しました。