2月 12, 2016 22:54 Asia/Tokyo
  • イスラエルによる大規模な人権侵害

ナジャフィー解説員 国際情勢は、パレスチナ人に対するイスラエルの犯罪が依然として世界の注目を浴びていることを示しており、最近辞任した国連特別報告者の最終報告にこの問題が反映されたことは、こうした事実を裏付けるものです。

この中で、国連のウィビソノ・元パレスチナ人権担当特別報告者は、シオニスト政権イスラエルを人権の国際的な基準に反するものだとしました。ウィビソノ氏は11日木曜、最終報告の中で、「イスラエルはパレスチナ人に対する大規模な暴力や弾圧により、人権を侵害している」と報告しました。さらに、「イスラエルはガザ地区やヨルダン川西岸を視察させるとする約束を守らなかった」とし、「パレスチナ人の現在の蜂起は、イスラエルのヨルダン川西岸での入植地建設や分離壁の建設、ガザ封鎖、集団的な懲罰というイスラエルの違法行為に対して行われている」としました。

ウィビソノ氏は最近、イスラエルがパレスチナ被占領地を視察するのを妨げたことに遺憾の意を表し、特別報告者を辞任しました。

イスラエルの犯罪、拡張主義に関するウィビソノ氏の最終報告は、彼の辞任は、イスラエルの大胆な人権侵害と国連の消極姿勢に対する国連人権専門家らの大きな不満を物語っています。

明らかなことは、パレスチナ人殺害というイスラエルの行為は、人類に対する犯罪、ジェノサイドの明らかな例であり、ガザへの野蛮な攻撃など、ここ数年のイスラエルの犯罪の激化は世界の人々の心を痛ませています。

イスラエルによるパレチナ人の権利侵害と人道法の違反は、これまで以上に人類に対する同政権の非人道的な性質を世界に明らかにしています。シオニスト政権の行動は、この政権の犯罪に際限がなく、西側の政府の指示を受けてパレスチナ人に対する犯罪を易々と続けていることを示しています。

こうした状況の中、世論やパレスチナ人は、シオニスト政権に対する国連が真剣な措置を講じ、パレスチナ人に対するイスラエルの圧制に反対する国際社会の決意や意志に注目するよう期待しています。国際情勢は、政治、経済、法、大学などすべての側面においてシオニスト政権への反対の裾野が広がっていることを物語っており、同政権に対する世界の拡大する嫌悪は、この政権をさらに国際的に孤立させているのです。

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