1月 21, 2016 23:47 Asia/Tokyo
  • ガザ地区が封鎖によりさらに深刻な危機に直面

シオニスト政権イスラエルの封鎖によって、パレスチナ・ガザ地区の危機が深刻化し続ける中で、この地区の貧困率が40%以上に達しました。

タスニーム通信によりますと、ガザ地区の貧困率は40%を超え、この地区の人々は、国際社会が果たしていない公約の実現を待ち望んでいます。

統計によりますと、ガザ地区の封鎖の開始から、失業者の数は27万2千人以上に達し、少なくともそのうち15万人は労働者で、10万人は大学卒だということです。

また、住宅2万棟が完全に壊された状態になっており、シオニスト政権が建築資材の搬入を禁止していることから、10万人が避難する場所がない中ですごしています。

ガザ地区の衛生状況の悪化も、シオニスト政権の封鎖による結果のひとつで、医薬品に関する141の雇用機会が消滅し、医薬品の原料を生産する205の業種も失われました。

さらに、電気もガザ地区におけるもっとも深刻な問題のひとつで、全面的な形で破壊的な影響を与えています。つまり、平均して、この地区では、1日あたり4時間しか電気の供給がなく、これによって、食料品の生産がなくなり、多くの工場が稼動停止に追い込まれています。

UNRWA・国連パレスチナ難民救済事業機関も、報告の中で、封鎖下にあるガザ地区のおよそ半分の世帯は、昨年、食の安全性が確保されていなかったとしています。

世界で最も人口密度の高いガザ地区が、2007年からシオニスト政権の封鎖下におかれ、日々状況が危機的になっている中、シオニスト政権のネタニヤフ首相は、最近、ガザ地区の封鎖の継続を強調しました。

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