May 28, 2019 22:20 Asia/Tokyo
  • ベイトルモガッダス・エルサレム アクサーモスク
    ベイトルモガッダス・エルサレム アクサーモスク

パレスチナ問題は、イスラム世界の最も重要な問題であり、イスラム暦の断食月ラマザーンの最終金曜に開催される世界ゴッツの日の式典は、この重要かつ歴史的な問題を強調するものです。

イスラム革命創始者のホメイニー師は、シオニスト政権イスラエルの本質と、アメリカの地域における目的を知り、世界のイスラム教徒がパレスチナ人との連帯をこれまで以上に表明するよう、ラマザーン月の最後の金曜日を世界ゴッツの日に制定しました。ホメイニー師は世界ゴッツの日について、次のように語っています。

「世界ゴッツの日は、パレスチナの日であるだけでなく、もはやイスラムの地で勢力を伸張できないことを、大国にわからせる日である。また、すべての大国に対して、イスラムはもはやその手先によって支配されないと警告を発する日であり、またイスラム存続の日である」

ホメイニー師

 

 

パレスチナ国民は、占領者から自分の土地を守るため、これまで大きな代償を支払ってきました。しかし、あらゆる圧力の中で、決意を持って強く抵抗してもきました。現在、パレスチナの将来は、重要な局面を迎えています。シオニスト政権という犯罪者の存在は、アメリカの支援を得て、占領を完全なものにするため、ベイトルモガッダス・エルサレムにおいて悪しき計画を実行中です。

「世紀の取引」は、サウジアラビアなど一部アラブ諸国の協力と合意により作成され、パレスチナ人の権利蹂躙を目指したものです。世紀の取引により、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムはシオニスト政権に移譲され、他国に拡散しているパレスチナ難民は帰還の権利を失い、パレスチナは現在のガザ地区やヨルダン川西岸に残るわずかな地域のみを領有することになります。

シオニスト政権による、ガザ地区でのパレスチナ人、特に子供や女性に対する新たな虐殺は、この70年間止むことなく今も続いています。国連憲章によれば、占領下の国民は、占領者に対して武器を持って防衛を行う権利があります。イラン駐在のパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスのカドゥミ代表は、これに関して、次のように語りました。

「必要とあらば、抵抗活動はシオニスト政権に対する武装抵抗の形で行われ、全力で敵と戦う。必要とあらば、平和的な抗議運動で権利を求めることになる」

カドゥミ代表

 

アメリカ政府は、2018年5月14日、地域や世界の大きな反対の中、大使館をベイトルモガッダスに移転しました。パレスチナの人々は、アメリカ大使館の移転と同時に、ベイトルモガッダスで抗議運動を行いました。この抗議運動をシオニスト政権軍が攻撃し、虐殺が行われました。シオニスト政権軍の攻撃で、60人以上のパレスチナ人が殉教、数千人が負傷したのです。

中東問題の専門家のルーイヴァラーン氏は、この犯罪の根本について分析する中で、占領者の本質にふれ、次のように語りました。

「シオニスト政権は、ある時代、パレスチナにユダヤ人が存在していたことについての、偽りの歴史により、この土地は自分たちのものだと考えている。確かに時代ごとに、さまざまな人々がその土地の支配者だったかもしれない。だが、その場所がずっと彼らのものであった事実はない。われわれイラン人はギリシャやエジプトにいたが、他の場所にもいた、と言うべきだ。現在、シオニスト政権が自身の正当性を示している事柄は、いずれも正当なものではない」

ルーイヴァラーン氏

 

イスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、2018年1月、テヘランで行われたイスラム諸国議会同盟の会合の参加者との会談で、次のように強調しました。

「明らかに、パレスチナは一つの集団であり、地中海からヨルダン川までの歴史である。ベイトルモガッダスもその首都であり、この事実を損なうことはできない」

ハーメネイー師

 

間違いなく、パレスチナとベイトルモガッダス(エルサレム)の問題は、20世紀半ばから今世紀までの西アジアにおける最も重要な問題のひとつです。イラン国民は常に抑圧されたパレスチナ人の権利を擁護し、今この重要な時期にあって、この支援を続けていくことに一切の疑いを持つことはないのです。

 

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