11月 21, 2020 18:12 Asia/Tokyo
  • サウジ主催のG20会合
    サウジ主催のG20会合

サウジアラビアの政治囚の家族及び、人権活動家らが、同国主催のG20・主要20カ国地域会合のボイコットを求める運動を開始しました。

イギリス・ロンドン発行のアラビア語新聞アルクドス・アルアラビーによりますと、イギリスにあるアラブ系人権団体と、サウジアラビアでの政治囚の家族らの一部が21日土曜、「サウジでの破廉恥な会議、G20会合ボイコット」と称した声明において、「サウジ・リヤドでのG20会合の開催は無意味である。それはサウジの体制が依然として同国の民間活動家や思想家の逮捕を続行していることが理由だ」と表明しています。

この声明ではまた、「サウジアラビアはG20を開催する一方で、依然としてイエメン戦争や民間人の殺害を継続しており、知識人や政治活動家を逮捕している。また彼らの逮捕後数ヶ月たっても、サウジ政府側には彼らを釈放する行動が見られない」とされています。

G20会合は21日土曜と22日日曜の2日間にわたり、サウジアラビア主催によりビデオ形式で開催される予定です。

これに先立ち、欧州議会のメンバー65人がミシェル欧州議長及び、欧州委員会のフォンデアライエン議長に書簡を送付し、EU各国の政府関係者や各国首脳に対し、サウジアラビアの恒常的かつ公然とした人権侵害を理由に、同国主催のG20会合のボイコットを呼びかけていました。

 

 

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