1月 21, 2021 18:24 Asia/Tokyo
  • カショギ氏
    カショギ氏

20日の米連邦本会議で、国家情報長官として承認されたアヴリル・ヘインズ氏が、バイデン新政権はサウジの反体制派ジャーナリスト・カショギ氏暗殺関係の文書の機密扱いを解除するとしました。

英ガーディアン紙によりますと、バイデン新大統領がカショギ氏暗殺関係文書を機密指定から外すことを決意したとするヘインズ氏の発言は、アメリカが正式にサウジのムハンマド皇太子がこの暗殺の責任者であることを公表する意向であるという意味になります。

ヘインズ氏は19日火曜、国家情報長官として米上院議員らの承認を受けるため、上院議会に出席しました。

議会に出席していたオレゴン州選出のロン・ワイデン上院議員は、「ヘインズ氏は、議会で承認された場合、国家情報長官として即時にトランプ政権による過度の隠蔽や不法行為を終わらせ、カショギ氏暗殺の責任者に関する報告を公開することができる」と強調しました。

国連特別報告者のアグネス・カラマード氏は、ヘインズ氏の表明後、カショギ氏の遺体の残りの一部の保管場所をはじめとしたこの事件の詳細について、公表されることを期待すると表明しました。

カショギ氏は2018年10月2日、トルコ・イスタンブールにあるサウジアラビア領事館内で惨殺され、遺体は細断して処分されました。

サウジアラビアは事件発生から18日間沈黙を決め込み、カショギ氏殺害を否定したものの、トルコ政府や米CIAの報告は、この暗殺がムハンマド皇太子の直接命令により実行されたと断定しています。

 

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