2月 28, 2021 20:43 Asia/Tokyo
  • ムハンマド・ビン・サルマン
    ムハンマド・ビン・サルマン

米ニューヨークタイムズ紙が、「今や世界は、サウジ皇太子の両手が1人のジャーナリストの血にまみれていることを知っている」と報じました。

ニューヨークタイムズ紙は、「ムハンマド・ビン・サルマン、殺害者たる王子」と題した記事の中で、「サウジの反体制派ジャーナリスト・カショギ氏の暗殺に同国のムハンマド皇太子が関与していたとする米国家情報長官室の報告書の公表によって、この高位にあるサウジの王子に対して、トランプ氏とその娘婿が彼に対して認めていた特権や尊重はすでに無いことを理解させ、さらにカショギ氏殺害事件に関し無実であるという同皇太子の主張が正しくないことを白日の下にさらした」としました。

ロイター通信も27日土曜の分析記事において、カショギ氏暗殺におけるムハンマド皇太子関与を認めた報告書を米国家情報長官室が公表したことに触れ、「米国はー今のところはームハンマド皇太子をその地位に置いて矯正したいと考えている」としました。

また、「バイデン米大統領によるこの報告書の公表という決定は、サウジに対する米政府の態度や、同国の人権侵害の経歴、巨額の利につながるサウジとの武器契約に関しての再考を示している」と指摘しています。

米国家情報長官室は26日金曜、サウジの反体制派ジャーナリスト・カショギ氏の暗殺に関する報告書を公表しました。

この報告書には、「我々は、サウジのムハンマド皇太子がトルコ・イスランブールで行われたカショギ氏の拘束もしくは暗殺に向けた作戦を承認していた、と結論付けた」と記されています。

米政府はこの報告書の公表後、サウジ関係者76人へのビザ発給を制限するなどの制裁を発表しましたが、二面的なアプローチとして、ムハンマド皇太子に対する制裁は行いませんでした。この行為は、激しい批判にさらされています。

 

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