サウジ政府関係者がイランとの対話を認める
May 09, 2021 15:19 Asia/Tokyo
サウジアラビア政府関係者の1人が、同国とイラン政府との対話に関する報道を認め、その目的は地域における緊張緩和だとしました。
ロイター通信によりますと、サウジアラビア外務省政策計画部長のRayed Krimly氏が、同国とイラン政府との対話について明らかにしました。
この報道によれば、Krimly氏はこの対話が結果をもたらすことを願っているとし、「対話の結果について判断するのにはまだあまりにも早すぎる」と続けました。
サウジ政府がイランとの直接対話を認めたのは、今回が初めてです。
英フィナンシャルタイムズ紙は先月18日、記事の中でサウジ政府関係者3人の言葉を引用して、サウジとイランの高官の間で二国関係改善に向けた努力として直接対話が行われていると主張しました。この記事は、サウジとイランの直接的な協議は、二国の外交関係が断絶してから5年後に、イラク首都バグダッドで実施されたとしています。
イラン外務省のハティーブザーデ報道官は先月19日、二国対話の報道について、「イランは常にサウジとの対話を歓迎しており、それが両国国民および地域の平和と安定の利益となると考えている」と述べました。
サウジのムハンマド皇太子も先日、同国のアルアラビーヤ・テレビとのインタビューで、「サウジが近隣国のイランと良い関係でいることを願う」と語っていました。
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