1月 20, 2022 16:36 Asia/Tokyo

テロ組織ISISが2014年に「カリフ制国家」の樹立を宣言したイラク北部モスルにあるヌーリ・モスクの地下から、12世紀の礼拝室の基礎部分が見つかりました。

フランス通信によりますと、モスルのあるニナワ県の遺跡管理当局の担当者は18日、礼拝室はモスクの下を掘削中にこの部分が見つかったと発表し、「(今回見つかった)古い礼拝堂の基礎部分は、1940年代に建てられた礼拝堂のものよりも面積が大きい」と説明しました。

ヌーリ・モスクは2017年、イラク軍によるモスル奪還作戦の最中、同地を象徴する傾いたミナレット(光塔)とともに、ISISによって爆破され、その後、モスクの再建が進められてきました。

礼拝室の下からは、沐浴のための部屋4室も見つかりました。地下6メートルの深さにあり、各部屋は高さ3メートル、幅3.5メートルほどで、担当者は「相互につながっており、石としっくいで造られている」と話しています。

 


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