7月 08, 2024 19:02
国連安全保障理事会は1993年の春、当時紛争下にあったボスニア・ヘルツェゴビナのスレブレニツァが国連軍の管理する非武装の「安全地帯」になると宣言しました。しかし、後に戦争犯罪、人道に反する罪、集団虐殺(ジェノサイド)で有罪判決を受けることになるボスニア・セルビア人共和国軍のムラディッチ参謀総長が指揮する部隊は、国連管理下にあったこの地域を侵犯しました。スレブレニツァの住民約1万5000人は周囲の山に逃げたものの、同軍に見つかった数千人が虐殺され、その遺体は後日ボスニア・ヘルツェゴビナ国内の570カ所で発見されることとなりました。