Pars Today
負傷した妹を背負うガザの少女を写した写真が、最近SNSなどで拡散しています。しかし、世界はそれでも眠りから覚めることはありません。
今日は79回目の広島原爆の日です。この世界史に残る犯罪の後遺症に苦しむ人々は今なお存在します。
米上院のリンゼイ・グラハム議員が広島・長崎への原爆投下を引き合いに出して、シオニスト政権イスラエルへの武器支援を主張したことについて、日本国内で懸念や困惑が広がっています。いかなる核兵器の使用にも反対する立場の日本政府は、このグラハム議員の発言に対して「遺憾の意」を表明しましたが、米側には響いていません。
米サンフランシスコ大学のある教授が、パレスチナ解放運動と日本帝国主義との比較を批判し、パレスチナ・ガザでの核兵器使用を示唆した脅迫を強く非難しました。
アメリカのティム・ウォルバーグ共和党下院議員がある演説で、「事を手っ取り早く終わらせる」ため、同国が日本の長崎および広島の人々に投下したような原爆をパレスチナ・ガザに使うことを提案しました。
原爆を開発したアメリカの物理学者、ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた映画「オッペンハイマー」が、米ゴールデングローブ賞ドラマ映画部門で作品賞を受賞しました。
先月28日、駐日パレスチナ常駐総代表部がSNS上にシオニスト政権イスラエルによる爆弾投下量を広島に投下された原爆と比較する投稿を行ったところ、「広島を利用するな」などといった批判が相次ぎました。そこから見えてきた戦後日本の自意識について考えてみます。
「バーベンハイマー」というキーワードで表される社会現象は、『バービー』と『オッペンハイマー』の2本の米映画が世界各地で同時上映されたことから始まり、メディアやバーチャル空間をしばらくの間、多くの議論や憶測で沸かることになりました。
長崎原爆の日から被爆から78年となる9日水曜、長崎市の平和公園で記念式典が実施されました。
広島と長崎への原爆投下78周年記念式典でのメッセージやスピーチで、アメリカが犯罪者扱いされなかった一方で、ロシアに鋭い批判の矛先が向けられました。