広島原爆投下、米の謝罪ないまま79年
8月 06, 2024 20:14 Asia/Tokyo
今日は79回目の広島原爆の日です。この世界史に残る犯罪の後遺症に苦しむ人々は今なお存在します。
【ParsToday国際】1945年8月6日午前8時16分、米軍B29型爆撃機が広島上空に原子爆弾リトルボーイを投下しました。広島市は原爆投下による死者数をおよそ14万人としています。
当時の広島市の人口はおよそ35万人でした。そのうち9万~16万6000人が被爆後4カ月以内に死亡したと言われています。
また、米エネルギー省の推計では、原爆投下後5年以内に20万人が後遺症により死亡したとされています。これに対し、広島市の推計では23万7000人が死亡したとされています。
3日後の8月9日には、長崎にも原爆が投下されました。原爆の影響により死亡した人の数は、広島・長崎あわせて50万人にものぼると推計されています。その大半が民間人でした。
広島・長崎は、現在までのところ世界で唯一原爆が使用された例です。アメリカは今日に至るまで、自らの原爆投下について謝罪していません。
米国のメディアや歴史家らは、日本に原爆を投下していなければ戦争はさらに続いていたとする言説で、これを正当化しています。しかし、アメリカは原爆投下後も、朝鮮半島やベトナム、イラク、アフガニスタンなど世界各地で戦火をまき散らしてきました。
ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の昨年の報告によると、現在世界で核兵器を保有しているのは、アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国、インド、パキスタン、北朝鮮、イスラエルの9つです。