殉教したパレスチナ人記者および南アの人権活動家へ、イスラム人権賞を授与
8月 02, 2022 17:44 Asia/Tokyo
第7回イスラム人権年次会議において、先日殉教したパレスチナ人ジャーナリストのシーリン・アブアクレ氏および、反アパルトヘイト運動を率いる南アフリカのマンドラ・マンデラ氏に対し、パレスチナの人々を支援したとして国際イスラム人権賞が授与されることになりました。
イラン司法府人権本部のガリーブアーバーディー書記は2日火曜、「 イスラム人権宣言は、世界的な人権計画へ向けたイスラム諸国による努力の証しである」と述べました。
続けて、「人類は、高度な科学的水準に達してはいるが、信仰心を強く必要としている。西側は、イスラム諸国の文化をないがしろにすることで、これらの国々のことも無視しようとかくさくしてきた」としました。
また、世界中で人権が侵害されているとして「民間人を中心とした無辜の人々の殺害、テロ諸国への支援、環境や貧困からくる危機は、世界平和を脅かすものである」と指摘しました。
一方、国際イスラム人権賞についても言及し、「今回は、22カ国から35人が選考委員会により受賞候補に挙げられた。その中で、シオニスト政権イスラエルの犯罪に関する啓蒙活動を理由として殉教したジャーナリストのシリーン・アブアクレ氏、さらに、パレスチナの人々への支持を理由とした新たな反アパルトヘイト運動の先導者の1人で、南アフリカの国会議員であるマンドラ・マンデラ氏が、受賞者に選ばれた」としました。