イスラエル刑務所に収監中の複数のパレスチナ人がハンスト開始
8月 22, 2022 18:55 Asia/Tokyo
シオニスト政権イスラエルの刑務所に収監中の複数のパレスチナ人捕虜が、所内におけるイスラエル当局者の抑圧的な行動に抗議して、22日月曜からハンガーストライキを開始しました。
イスラエル刑務所内のパレスチナ人捕虜は、この数年間に何度もハンガーストライキを行っています。 2019年には、400人を超えるパレスチナ人捕虜が、自身の置かれた状況に抗議して9日間、食事を拒否しました。
パレスチナ・アルヨウムが22日、報じたところによりますと、シオニスト政権当局者らはパレスチナ人捕虜への嫌がらせとして、彼らの拘留場所を独房から独房、刑務所から刑務所へと絶えず入れ替えているということです。これらの行為は、同政権がパレスチナ人捕虜運動との間に今年3月に交わした合意に反するものです。
この報道によれば、パレスチナ人捕虜らはこの合意を受けて、3月にはイスラエル当局の抑圧的な行動に対する抗議活動を一時停止したものの、イスラエルがこれに違反したため、22日に活動を再開しました。
イスラエルの刑務所には現在、4600人のパレスチナ人男女が収監されており、そのうち682人は、司法手続きを経ずに拘束する「行政拘禁」にあたります。このような拘禁に対する抗議として、パレスチナ人捕虜らは203日間、裁判所への出廷をボイコットしました。