サウジがイエメンで禁止兵器を使用
6月 14, 2016 18:31 Asia/Tokyo
国際人権監視団体、ヒューマンライツウォッチが、サウジアラビアがイエメンで禁止兵器を使用しているとしました。
プレスTVによりますと、イエメンに対するサウジアラビアの攻撃が継続する中、ヒューマンライツウォッチは、サウジアラビアがイエメンで禁止兵器であるクラスター爆弾を使用している証拠を集め、「イギリスの企業がこの爆弾を製造し、サウジアラビアに供与している」と発表しました。
13日月曜、イエメン北西部でクラスター爆弾が爆発し、民間人1名が死亡、子供1名が負傷しました。
以前、貧困問題に取り組む国際NGOのオックスファムのゴールドリング執行部長は、「イギリスのサウジへの兵器売却と軍事技術の支援により、イエメンでサウジの残酷な戦争が拡大している」と語っていました。
クラスター爆弾の使用は、2008年のクラスター爆弾禁止条約により、禁じられています。
この条約には108カ国が署名しています。
クラスター爆弾は小さな爆弾が多数詰まった爆弾で、地面に着弾した後爆発せず、不発弾として残るものもあります。