イエメンによる対イスラエル海上封鎖の第4段階の詳細とは?
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イエメン武装軍のヤフヤー・サリーウ報道官
イエメン武装軍が声明においてシオニスト政権イスラエルを脅迫するとともに、ガザ支援に向けた攻撃が激化し対イスラエル封鎖が強化されることを明らかにしました。
イエメン武装軍のヤフヤー・サリーウ報道官は声明において「パレスチナ被占領地域、特にガザ地区における急速な情勢変化、数ヶ月に及ぶ侵略と封鎖に続く組織的大量虐殺の継続、数千人にも及ぶパレスチナ人の殉教、アラブ・イスラム圏、そして世界の恥ずべき沈黙という現状からして、イエメンは現代史上例のないこれらの凶悪無残な犯罪に対し、粘り強く堅固なガザ地区の厳しい封鎖による飢餓と兵糧攻め、空爆、地上攻撃、海上爆撃によって日々、さらには毎時間殺害、殲滅されている被抑圧民に対する宗教的、倫理的、そして人道上の責任を担っていると考える」と述べています。
【ParsToday西アジア】イエメンのアル・マシーラTVによりますと、ヤフヤー・サリーウ報道官は「これに基づき、イエメン軍は軍事支援作戦を強化し、敵の海上封鎖の第4段階を開始することを決定した」と付け加えました。
また、「この段階には、イエメン軍の到達場所や相手方の国籍を問わず、イスラエル占領地の港湾に協力するあらゆる企業に属する全ての船舶を軍事攻撃の対象とすることが含まれる」とコメントしています。
さらに「イエメン軍は、この声明が発表された時点から、すべての企業に対し、イスラエルの港湾との協力を停止するよう警告する。さもなければ、彼らの船舶は目的地に関わらず、我々のミサイルと無人機の射程圏内であればどの地点でも軍事攻撃の対象となる」としました。
加えて「我が軍は全ての国に対し、もしこの段階の緊張激化を阻止したいなら、イスラエルに侵略の停止とガザ封鎖解除を迫るよう勧告する。その理由は、何物にも隷属しない、この世の自由民は誰1人として、今起きている現状を容認することはできないからだ」と語っています。
そして最後に「イエメン軍の行動は、パレスチナ国民の抑圧に対する我々の倫理、人道上の約束事を反映しており、ガザに対する侵略が停止され、ガザの封鎖が解除され次第、我々の一連の軍事作戦はすべて直ちに停止されるだろう」と結びました。