シリア・アレッポで、キリスト教徒が西暦新年祝う
1月 01, 2023 18:13 Asia/Tokyo
西暦2023年の幕開けに合わせて、シリア北部アレッポのキリスト教徒らが教会で祝祭行事を行いました。
2023年1月1日日曜は、西暦の新年の元日に当たります。
国際通信イランプレスによりますと、アレッポにあるキリスト教会の1つ、アルメニア・カトリック教会(The Armenian Catholic Archeparchy in Allepo)は、地元のキリスト教徒が集まる中、特別な装飾や衣装で新年を祝いました。
同教会の文化担当者はイランプレスの取材に対し、「当教会のすべての部門が、新年の祝賀のために準備している。(教会を入った)最初の部屋には料理、菓子、つまみが用意され、2番目の部屋にはサンタクロースが来訪者歓迎のために待ち構えている」と語っています。
また、3番目の部屋はサンタクロースの仕事場に充てられており、子どもたちにはここで作られた美しい服がプレゼントされるということです。
アレッポでの新年祝賀会には、人々や子どもたちを幸せな気持ちにする目的があります。現在安全になったアレッポでは、市内の12の教会が年末年始に合わせて、キリスト教徒やその他のキリスト信奉者を迎え入れて新年の祝賀会を行っています。
戦略的に重要な都市でもあるアレッポは、イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官の助けを得て2016年12月14日、テロ組織ISISの占領から完全に解放されました。