イラク政治家、「米の兵器使用が国内でのガン患者増加の主要因に」
(last modified Tue, 11 Apr 2023 07:05:01 GMT )
4月 11, 2023 16:05 Asia/Tokyo
  • 米の兵器使用が国内でのガン患者増加の主要因に
    米の兵器使用が国内でのガン患者増加の主要因に

イラクの政治家トゥルキー・アルオタイビ氏が、アメリカによる禁止兵器の使用を非難し、こうした兵器の使用によりイラク国内でガン患者が増加している」としました。

2003年3月20日、米英主導の多国籍連合軍による軍事侵攻により、イラク戦争が開戦しました。公式統計によれば、この侵略期間中に100万人以上のイラク人が虐殺され、その半分近くは女性と子供だったとされています。

イラクのニュースサイト・アルマアルーマが10日、報じたところによりますと、アルオタイビ氏は「国際的な報告からは、アメリカが1991年から2003年の間にイラクで数百トンの劣化ウランを使用し、その後は主に民間人をはじめとする数百もの標的を爆撃した結果、深刻な環境汚染と癌性疾患の増加をもたらしたことが、間違いないとして確認されている」と語りました。

また、「米国のイラク占領によって引き起こされた災厄は甚大なものであり、数十年は続くだろう」とし、「米軍の劣化ウラン使用により負傷したイラク人の家族に損害賠償金が支払われるべく、癌の事例は国際問題化されるべきだ」としました。

最近、ロシア軍のイゴール・クリロフ(Igor Krylov)化学・バイオ・核防衛司令官は、2003年のイラクにおけるアメリカの犯罪に関して、同年のイラク侵攻中にアメリカが劣化ウランを広範囲に対し使用し、アル・アマラ、首都バグダッド、バスラ、カルバラー、ファルージャを含むイラクの都市の標的を攻撃した、と表明しています。

 


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