米軍がシリアの小麦を略奪
8月 03, 2023 17:38 Asia/Tokyo
侵略者たる米軍が、シリアで略奪したトラック数十台分の小麦ふすまを同国より持ち去りました。
ハサカ県をはじめとしたシリア北部地域は、米軍やその支援下にある民兵組織「SDF・シリア民主軍」の占領下にあり、米軍とSDFが行う地元住民へのテロ行為に対し、シリア国民は抗議行動を起こしています。
シリアの国営サナ通信によりますと、米軍は、SDFが接収しハサカやその近隣のサイロに集めていた小麦ふすまを、トラック数十台に積み込み、シリア国外へ持ち去りました。
シリア・イラク国境付近の現地情報筋が伝えたところでは、45台のトラックからなる移動部隊は、この地域のサイロから大量の小麦ふすまを積み込んだ後、違法なマフムーディエの越境ルートを通ってイラク領内に入り、同国北部にある米軍に向かったということです。
現地情報筋はまた、この移動部隊には小麦ふすまを積んだトラックのほかにも、米軍がシリア北部アルジャジーラ地方から略奪した石油を運ぶタンクローリーも数台も含まれていたとしています。
米軍は先月にも、略奪した石油や小麦ふすまを、トラック・タンクローリー95台を使い2つの移動部隊に分けて、占領するシリアの地域からイラク領内の米軍基地に向けて運び出していました。
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