パレスチナ保健省、「ガザ地区の医療体制は完全に崩壊」
10月 24, 2023 20:45 Asia/Tokyo
ガザ地区にあるパレスチナ保健省が、同地区内の病院の医療システムの完全崩壊を明らかにするとともに、「パレスチナ人殉教者数が5791人に達した」としました。
ファールス通信によりますと、パレスチナ保健省は24日火曜午後、パレスチナ人殉教者数の増加および、ガザ地区の医療体制の完全な崩壊を明らかにしています。
同省はまた、「過去数時間でシオニスト占領政権イスラエルはパレスチナ人家族を47回にわたり攻撃し、その結果704人が殉教した」と表明しました。
この声明によりますと、シオニスト政権の攻撃を受けてのパレスチナ人殉教者数は5791人に増加しており、このうち2360人が子供、1292人が女性となっています。
パレスチナ保健省の局長は、この地区の医療センターが、ガザに送られた人道支援物資から「一錠の薬剤も」受け取っていないと語りました。
同省はまた、ガザ地区内の12の病院と32の保健センターが業務遂行不能になったと発表しており、攻撃と燃料枯渇を受け、残りの医療機関もサービスを提供できなくなることが懸念されているとしました。
同時に、ガザ地区のパレスチナ保健省報道官は、ガザの病院の医療制度が完全に崩壊していることを明らかにし、「病院が開院していても負傷者に処置や手当を施せるわけではない」と指摘しました。
同省は最後に、シオニスト政権軍の攻撃で医療関係者65人が殉教し、救急車25台が攻撃されたと発表しました。
今月7日に始まったガザ住民に対するイスラエルの攻撃は今も続いており、これまでにパレスチナ人5500人が殉教、約1万7000人が負傷しました。
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