西アジアニュース;ヒズボッラー事務局長「イスラエルはナチスより悪質」/仏週刊誌「欧州の未来はパレスチナで決まる」
-
西アジアニュース;ヒズボッラー事務局長「イスラエルはナチスより悪質」/仏週刊誌「欧州の未来はパレスチナで決まる」
シオニスト政権イスラエルのニュースサイト・Yネットは、同政権のネタニヤフ首相がファイザー社製のワクチンをめぐり新たなスキャンダルに直面していると報じました。
西アジアで起きた以下の重要ニュースをお伝えします。
英米が再びイエメンを攻撃/イスラエル首相にファイザー社製ワクチンをめぐる新たなスキャンダル/イスラエルが国連ブラックリスト入り阻止に奔走/仏週刊誌「欧州の未来はパレスチナで決まる」/イスラエルのガザ攻撃が継続/ヒズボッラー事務局長「イスラエルはナチスより悪質」
英米が再びイエメンを攻撃
イルナー通信によりますと、アメリカとイギリスの戦闘機は28日火曜夜、シオニスト政権イスラエルを支援するために再びイエメンを攻撃しました。イエメン関係者によれば、同国西部ホダイダ州西側のアル・ジャッバーナ地区が爆撃されたということです。
イエメンはイスラエル政権によるガザ攻撃開始以降、同政権を支持する勢力の船舶による紅海航行を禁じています。
イスラエル首相にファイザー社ワクチンをめぐる新たなスキャンダル
シオニスト政権イスラエルのニュースサイト・Yネットは28日、監査当局の調査により、ネタニヤフ首相が内閣の合意なくコロナワクチンを独占的に供給する権利をアメリカの製薬大手ファイザーに与えていたことが明らかになったと報じました。
イスラエルが国連ブラックリスト入り阻止に奔走
メフル通信によりますと、イスラエル政権筋は、パレスチナ人の子どもが虐殺されていることを受け国連が同政権をブラックリストに加えるという話が出ていることから、政権関係者が国連の制裁措置を阻止すべく必死に奔走していると伝えました。ガザのパレスチナ政府広報局によれば、昨年10月7日にイスラエル政権がガザ攻撃を始めて以降、同政権により殉教させられたパレスチナ人の子どもは1万5000人以上に達しています。
仏週刊誌、「欧州の未来はパレスチナで決まる」
フランスの週刊誌「ル・ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール(Le Nouvel Observateur)」が掲載記事において、「EUは、その無気力さや内部亀裂を乗り越えて、ガザでの停戦とヨルダン川西岸での暴力・植民地支配終結をイスラエル政権に受け入れさせられなければ、多くのイスラム諸国やグローバルサウスの信用を失うことになる」と指摘しました。
また、「欧州の未来はパレスチナにおいて決まるだろう。今のような弱い欧州の未来は、敵対する諸国に囲まれて孤立する暗いものとなりえる」と強調しました。
イスラエルのガザ攻撃が継続
ガザのパレスチナ政府広報室は28日夜、占領者政権イスラエル軍が安全地帯にすると主張していたラファ西方の難民キャンプを爆撃したことで、過去48時間に72人のパレスチナ人難民が殉教したと発表しました。
ヒズボッラー事務局長、「イスラエルはナチスより悪質」
レバノンのシーア派組織ヒズボッラーのナスロッラー事務局長は28日夜、イスラエル政権がガザで行う犯罪について触れ、ガザ南部ラファでの虐殺は敵の残忍さ、卑劣さ、反逆性を示しているとし、次のように述べました。
「我々は、いかなる価値観や道徳感も受け入れないナチスよりも悪質な敵に対峙している」
この他にも、西アジアでは次のようなニュースが報じられました。
イラクがAI分野でイランとの協力を模索
ハマス「イスラエルは交渉で嘘をつき時間稼ぎしている」
パレスチナ系英ジャーナリスト「エジプトはガザ支援に行動起こすべき、イスラエルが理解するのは武力のみ」
イラク国会報道官「故イラン外相はパレスチナの代弁者」
パレスチナ・イスラム聖戦運動テヘラン事務局代表「イランはパレスチナによる抵抗を唯一支持」