西アジア関連ニュース:イスラエルへの報復に団結するイエメン国民
レバノンのアルマヤーディーン・テレビによりますと、イエメン最高政治評議会のムハンマドアリー・フーシー氏は、20日にイスラエル軍がイエメンのフダイダ港を空爆したことについて、「この犯罪行為は、我々のガザ支持の継続をさらに強固にした。イエメンの報復がテルアビブを揺るがすことになるだろう」と警告しました。
【ParsToday西アジア】イスラエルによるガザ、イエメン、レバノンへの攻撃、イスラエル市民による反ネタニヤフ政権デモ、イエメンからの報復に備えるイスラエルなど、西アジアの重要ニュースをお伝えします。
イエメン軍報道官「敵の明らかな侵略に報復」
イエメン軍のヤフヤー・サリーウ報道官は、20日の同国に対するイスラエルの攻撃をうけ、「イスラエルは複数回の攻撃でイエメンの民間施設を標的にした。この明らかな侵略に我々は報復する。敵の重要施設が標的となることには疑いがない」と述べました。
フーシー氏「イエメン防衛に揺るぎない決意」
レバノンのアルマヤーディーン・テレビによりますと、イエメン最高政治評議会のムハンマドアリー・フーシー氏は、20日にイスラエル軍がイエメンのフダイダ港を空爆したことについて、「この犯罪行為は、我々のガザ支持の継続をさらに強固にした。イエメンの報復がテルアビブを揺るがすことになるだろう」と警告しました。
イスラエルで反ネタニヤフ政権デモ続く
イスラエル紙「イェディオト・アハロノト」は、20日夜に占領地ハキリヤにある戦争省庁舎前に3万人以上が集まり、ネタニヤフ政権が捕虜解放を実現できていないことに抗議しました。この他にもテルアビブや聖地ベイトルモガッダス・エルサレム、ネタニヤフ氏の自宅があるカイザリアでも同様のデモが行われました。
イスラエルによるイエメン攻撃にヒズボッラーが声明
レバノンの抵抗組織ヒズボッラーは、20日にイスラエル軍がイエメンのフダイダ港を空爆したことについて声明を発表し、「シオニスト政権による愚かな行動で、地域における新たな紛争が始まった」とし、ヒズボッラーとしてイエメンを支持する姿勢を明確にしました。
ハマスがイスラエル軍ヘリを撃墜
ハマスのガッサーム旅団は、イスラエル軍のアパッチ型ヘリ1機をミサイルで撃墜しました。イスラエルメディアによると、この攻撃でイスラエル兵4人が負傷したということです。
イスラエルがイエメンによる報復を警戒
イスラエルのチャンネル14によると、20日の対イエメン攻撃をうけ、イスラエル占領地全土でイエメンからの報復に対する警戒レベルが引き上げられました。これにより、イスラエル軍が占領地全域に展開しているということです。
バーレーンで反イスラエルデモ
バーレーンの首都マナーマで20日夜、イスラエルがイエメンを空爆したことに対する抗議デモが開かれました。デモ隊は、バーレーンとイスラエルの関係正常化の見直しを求めました。