イスラエル極右政党党首、シオニズムの終焉について警告
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シオニスト政権イスラエルの極右政党「イスラエル我が家」のリーベルマン党首が15日金曜、「兵役逃れの問題が解決されなければシオニズムは終焉するだろう」として警告しました。
(last modified 2025-08-16T09:55:59+00:00 )
8月 16, 2025 18:01 Asia/Tokyo
  • シオニズムの終焉について警告するイスラエル極右政党のリーベルマン党首
    シオニズムの終焉について警告するイスラエル極右政党のリーベルマン党首

シオニスト政権イスラエルの極右政党「イスラエル我が家」のリーベルマン党首が15日金曜、「兵役逃れの問題が解決されなければシオニズムは終焉するだろう」として警告しました。

【ParsToday西アジア】ネタニヤフ・イスラエル首相は現内閣の崩壊への恐れから、ハレディ派(ユダヤ教超正統派)の若者の兵役免除を求めるハレディ派政党の要求を受け入れていますが、「イスラエル我が家」党首のアヴィグドール・リーベルマン党首は「兵役逃れを押しとどめなければシオニズムは終焉する」と警告しています。

リーベルマン氏は以前、ある演説で「我々は数十万人もの予備役兵が繰り返し召集されることを許さない一方で、ネタニヤフ内閣が(ハレディ派の)集団での兵役逃れを推進することも許さない」と述べていました。

この点について、政治的存続のためにハレディ派を必要とするネタニヤフ首相は最近、ハレディ派の兵役履行を主張していたイスラエル議会・クネセトの外交安全保障委員長を解任しました。

最近、アメリカのウェブサイト「メディアライン」は、シオニスト軍の間で自殺が増加していると報じるとともに、「イスラエル軍は内部から崩壊しているのか?」という序文で、ガザ戦争終了後はイスラエル兵にとって自殺が主な脅威となっていることを明らかにしました。

新たな統計によりますと、ガザ紛争開始以来、50人以上のイスラエル兵が自殺で命を落としており、この数字には2023年の17件、2024年の21件が含まれています。また、イスラエルの公用語・ヘブライ語のメディアは、2025年上半期に少なくとも18人のイスラエル兵の自殺が記録され、これは2024年上半期と比較して2倍の増加となっていると報じました。

これらの数字は、イスラエル兵士の自殺率がガザ戦争の開始とともに増加しただけでなく、この戦争の終結とともにシオニスト兵士の間で自殺の津波が発生する可能性があることを物語っています。

ヘブライ語の日刊紙「イスラエル・ハヨム」は、「クネセト(イスラエル議会)外交・防衛委員会のユリ・エーデルシュタイン委員長がハレディ・ユダヤ教徒に兵役を義務付ける法案の可決という内閣の主張に反対したことを受け、クネセト委員会は同委員長の解任に同意した」と報じました。これに対し、シオニスト政党「青と白」のベニー・ガンツ党首は、「エーデルシュタイン委員長が政治的な理由で解任されたことは恥ずべきことだ」とコメントしています。

一方、イスラエル野党・民主党のヤイール・ゴラン氏は「エーデルシュタイン氏をクネセト外交防衛委員長からの解任は、大規模な兵役忌避を擁護する目的で行われた」と語りました。

なお、リーベルマン氏もその後「ネタニヤフ内閣は徴兵忌避者を大事にしているが、軍務に就いている者を放置している。この内閣は打倒されなければならない」と述べています。

 

 


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