8月 20, 2016 16:43 Asia/Tokyo
  • 国境なき医師団、「サウジはイエメンで民間人を意図的に攻撃」

国境なき医師団が、「サウジアラビアは、イエメンで、民間人や病院を意図的に攻撃している」と報告しました。

IRIB通信によりますと、サウジアラビアの戦闘機は15日月曜、イエメン西部のハッジャ州にある国境なき医師団が運営する病院を攻撃しました。この攻撃により、およそ25人が死亡、40人が負傷しました。

国境なき医師団の報道官は、「この組織はイエメンの病院の場所をサウジアラビアの関係者に伝えていたが、サウジ軍はイエメンの病院を意図的に攻撃している」と述べました。

さらに、「サウジアラビアはイエメンにある国境なき医師団の病院を5回に渡り攻撃し、医療スタッフや患者数人を殺害した。この攻撃は意図的なものではなかったとはいえない」としました。

国境なき医師団は、(「イエメンを攻撃しているサウジアラビア連合軍は民間人の安全を一切確保していない。このため、)スタッフをイエメンから呼び戻している」としました。

こうした中、イエメンの医師たちも、国内の医薬品の不足に関して警告を発しました。

過去24時間の首都サヌアなど、イエメン各地に対するサウジアラビア軍の攻撃で数十人が死傷しています。

サウジアラビアは一部のアラブ諸国と協力、またアメリカに同調し、2015年3月26日からイエメンに対する大規模な攻撃を開始しました。この攻撃で多数のイエメン人が死傷しています。

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