Pars Today

ロシアが日本に対し、シリア北部・アレッポでの人道支援作戦における協力を提案しました。

ロイター通信がロシア・モスクワから伝えたところによりますと、ロシアのアントノフ国防次官は２６日金曜、日本に対しシリア・アレッポにおけるロシアの人道支援作戦に参加するよう求めています。

アントノフ次官は、ロシア駐在の上月豊久（こうづき・とよひさ）日本大使との会談で、この提案を行いました。

シリア北部のアレッポは、戦争前までは同国で最も多くの人口を抱え、商業の中心地でもありました。しかし、アレッポは、5年間にわたり戦場となっています。

現在、アレッポは政府軍とテロリストにより掌握されており、およそ200万人が飲料水を初めとする基本的な支援を必要としています。

国連のパン事務総長は先週、アレッポにおけるこれまでにない人道上の悲劇の発生について警告するとともに、アメリカとロシアに対し、アレッポを初めとするシリアの各都市での停戦の成立に向けて行動をするよう求めました。