世界銀行、「イエメンの復興再建には150億ドルが必要」
8月 31, 2016 18:51 Asia/Tokyo
イエメンに駐在する世界銀行の代表が,「イエメンの復興再建には150億ドル以上が必要である」と語りました。
トルコ・アナトリア通信によりますと、イエメン駐在の世界銀行代表は30日火曜、「イエメンは、復興再建のプロセスを始めるために、治安と安定の回復、そして平和を必要としている」と述べました。
同代表はまた、イエメンの復興再建への国際社会の参加を強調し、「国連の人道支援物資が届いているのは400万人のイエメン人のみであり、他の1400万人は食料の安全が確保できていない」としました。
また、イエメンに駐在する赤十字国際委員会の関係者も、「イエメンの衛生状態は極めて劣悪であり、同国は深刻な医薬品不足に苦しんでいる」と語っています。
サウジアラビアは、アメリカや一部のアラブ諸国とともに、2015年3月からイエメンに対する大規模な攻撃を開始しました。
この攻撃により、多数のイエメン市民が死傷したほか、数十万人が難民となっています。