サウジアラビアが、クラスター爆弾により、イエメン南部を攻撃
(last modified Tue, 08 Nov 2016 09:53:58 GMT )
11月 08, 2016 18:53 Asia/Tokyo
  • サウジアラビアが、クラスター爆弾により、イエメン南部を攻撃

サウジアラビア軍が、イエメン南部にある同国の複数の軍事基地をクラスター爆弾で攻撃しました。

イスナー通信によりますと、サウジアラビア軍は7日月曜、クラスター爆弾を用い、同国南部の国境地域ナジラン州に近い、イエメン北部の2つの軍事基地を攻撃しています。

一方、イエメンの政府軍と義勇軍も、サウジアラビアへの報復として、同国南部の軍事基地を攻撃し、サウジ軍の兵器庫を破壊しました。

WHO・世界保健機関も、既に1年8ヶ月目に突入しているイエメン攻撃で、これまでに7000人以上が死亡、およそ3万7000人が負傷したことを明らかにしました。

また、2100万人が緊急医療支援を必要としていると発表しています。

この声明ではまた、イエメンにおいて210万人が住む家を失い、同国全域にある全ての医療機関の半分以上が完全に業務を停止、或いは一部の業務のみを行っているとされています。

現在、イエメン全域の40%以上で、医師の数が不足しています。

サウジアラビアは、アメリカや一部のアラブ諸国の支援を受け、イエメンのハーディ元大統領を政権に復帰させる目的で昨年の3月から同国を攻撃しています。

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