トルコ・アンカラで、自動車の爆発により、数十名が死亡
2月 18, 2016 21:07 Asia/Tokyo
トルコの首都アンカラの中心部で、爆弾が仕掛けられた自動車が爆発し、数十名が死傷しました。
イルナー通信によりますと、17日水曜夜、アンカラで起きたこの爆発により、少なくとも28名が死亡、60名以上が負傷しました。
この爆発は、トルコの官公庁や軍の参謀本部、国会などが集まるアンカラの中央広場近くで発生し、軍の要員を乗せた車が標的になりました。
トルコ公正発展党の報道官は、「これはテロだ」と強調しました。
トルコのエルドアン大統領は、「トルコはアンカラでのテロの実行犯に対して断固とした対応を取る」と語りました。
イラン外務省のジャーベリーアンサーリー報道官は、アンカラで起きたこの自動車爆弾テロを非難しました。
ジャーベリーアンサーリー報道官は、「アンカラでの爆弾テロは、世界の共通の脅威であるテロに対し一丸となった対策が必要であることを改めて示した」と語りました。
18日木曜にも、トルコ南東部ディヤルバクルで、トルコ軍の部隊の移動中に爆発が発生し、少なくとも7名が死亡しました。
トルコでは、昨年夏から各地でテロ攻撃が起こっており、トルコ政府はこれらの攻撃は全て、テロ組織ISISによるものだとしています。
昨年10月10日には、アンカラの鉄道駅の前で、デモに参加していた103人が死亡しました。
また今年1月16日には、イスタンブールの観光地区でドイツ人観光客を狙った自爆テロがあり、10名が死亡しました。
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