ヒズボッラー事務局長、「地域のイスラム教徒とキリスト教徒は同じ脅威に直面している」
12月 10, 2016 18:38 Asia/Tokyo
レバノンのシーア派組織ヒズボッラーのナスロッラー事務局長が、地域のイスラム教徒とキリスト教徒は同じ脅威に直面しているとしました。
アルアーラムチャンネルによりますと、ナスロッラー事務局長は9日金曜、テレビの演説で、イスラムの預言者ムハンマドの生誕日とキリスト教徒のクリスマスに祝辞を述べ、「地域のイスラム教徒とキリスト教徒は脅威に直面しているが、この脅威はパレスチナ、イラク、シリア、ナイジェリアやそのほかの地域でイスラムとキリスト教の神聖を標的にしており、そのひとつは、パレスチナで敵のシオニストによってアザーンの放送が禁止されたことだ」と語りました。
また、ヒズボッラーとレバノンのアウン大統領との関係は良好で、相互の深い尊重と信頼に基づいているとしました。
さらに、アウン大統領の選出により、レバノンが最高の状態となる上での新たな機会が生まれたと強調しました。
ナスロッラー事務局長はシリアとアレッポにおける勝利は近いとして、アレッポでの勝利はシリアやイラクのモスル、地域の情勢に影響を及ぼすだろうと述べました。
また、アメリカと西側はテロリストを武器、資金の面で援助しており、これはまさにアメリカ次期大統領のトランプ氏が認めており、民主党のクリントン氏のメールの中でも出てきた事柄だとしました。
さらに、「地域は新たな段階に入っており、ほとんどの計画や陰謀は失敗しつつある。レバノンの政治グループは、レバノンのために互いに協力すべきだ」としました。
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