シリア非難決議案にロシアが拒否権
4月 13, 2017 18:36 Asia/Tokyo
ロシアが、再度、国連安保理のシリア非難決議に拒否権を行使しました。
イルナー通信によりますと、ロシアは、12日水曜、シリアでの化学兵器による攻撃を検討するため、アメリカ、イギリス、フランスが安保理に提示した決議に拒否権を行使しました。
この決定は、アメリカのティラーソン国務長官とロシアのプーチン大統領の会談後に下されました。
ロシアは、シリアでの化学兵器の使用に関する調査について、別の決議を提示しました。
アメリカ、イギリス、フランスの提案する決議草案では、シリア政府に対して化学兵器による攻撃が行われた日における軍事行動の全ての情報を提示するよう求められています。これについてロシアは反対を表明しました。
安保理の会議は、テロリストの支持国とロシアの代表による言い争いの場になりました。
4月4日のシリア・イドリブ南部での化学兵器による攻撃で、100人以上が死亡、およそ400人が負傷しました。
この不審な攻撃の後、アメリカ、イギリス、フランスを筆頭とするテロリスト支持国は、この攻撃を行ったのはシリア政府だとし、非難しましたが、シリア政府はこの非難を否定しています。