赤十字国際委員会が、イエメンでのコレラ危機の継続に懸念を表明
6月 22, 2017 16:38 Asia/Tokyo
赤十字国際委員会のテヘラン代表部が、イエメンにおけるコレラの危機の継続に懸念を表明しました。
イルナー通信によりますと、赤十字国際委員会のテヘラン代表部は、報告の中で、「イエメンでのコレラ感染者の数は、13万5000人に達しており、また、この1ヶ月だけで1146人以上がコレラにより死亡している」としました。
この代表部はまた、サウジアラビアによるイエメンの封鎖により、必要な医薬品のおよそ30%しかイエメンに届いていないし、イエメンで交戦しているすべてのグループに対し、イエメンへの医薬品の搬入の円滑化にむけたあらゆる可能な措置を取るよう求ました。
サウジアラビアは、アメリカの支援を受け、イエメンのハーディ元大統領を政権に復帰させるために、2015年3月からイエメンへの攻撃(と封鎖)を開始しています。この攻撃により、これまでに、イエメン人1万2000人以上が死亡、多数が負傷、難民化しています