トルコ大統領が、同国軍に対し、イラクのクルド自治区での行動への準備を整えるよう要請
10月 03, 2017 00:53 Asia/Tokyo
トルコのエルドアン大統領が、同国軍の司令官らに対し、イラクのクルド自治区において行動に出る準備を整えるよう要請しました。
トルコの新聞イエニ・シェフェクによりますと、エルドアン大統領は、同国の議会において、「イラクのクルド自治区での分離の是非に関する市民投票は、誤りであり、イラクの主権や領土保全を侵害するものだ」とし、「この市民投票を行ったクルド自治区のバルザニ議長の行動は、一連の悪い結果を招くだろう」と語りました。
エルドアン大統領はまた、同国軍のフルスィ・アカル参謀総長ののイラン訪問に触れ、「アカル議長は、今回のイラン訪問において、同国の政府高官とテロ対策、地域の安全保障の促進、イラク・クルド自治区での市民投票、シリア危機の解決などについて協議を行う予定だ」と述べました。
アカル参謀総長は、軍事代表団を率い、1日日曜夜、テヘランに到着しました。
今年の8月には、バーゲリー統合参謀本部議長を団長とするイランの高等軍事使節団がトルコを訪問しています。