サウジアラビア、アラムコの株価上昇を追求
10月 18, 2017 15:20 Asia/Tokyo
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サウジアラビアの国営石油企業アラムコ社
サウジアラビアが、原油の輸出量を削減し、国際市場における原油価格を上昇させることで、同国の国営石油企業アラムコ社の株価の上昇を追求しています。
フランス通信によりますと、現在、世界最大の産油国であるサウジアラビアは、アラムコの国際市場における新規株式公開を前に、産油量を大幅に削減することで、アラムコ社の株価と原油の国際価格が上昇するよう、準備を行っています。
この報告によりますと、OPEC石油輸出国機構の加盟国が産油量を削減すること合意した後、サウジアラビアはこの合意で定められた基準よりも大幅に産油量を削減しようとしています。
アナリストの間では、サウジアラビアのこの行動は2018年に、アラムコ社の株のうちの5%を売却することに関係すると見られています。
専門家は、新規株式公開時におけるアラムコ社の時価総額は1兆ドルから2兆ドルになると見ており、そのうちの5%により、およそ1000億ドルの収益が得られることが見込まれています。
この報告ではまた、2014年に石油価格が下落してから、サウジアラビアは大きな財政赤字を抱えており、その合計額は過去3年でおよそ2000億ドルに達しているとされています。
このことから、サウジアラビアはおよそ2450億ドルの歳出のために、自国の準備資産を取り崩し、借り入れを行ったり、さらには同国の外国人労働者の家族やタバコ、炭酸飲料やエネルギーに対する増税を余儀なくされており、来年からは5%の増税を見込んでいます。
サウジアラビアは、来月から原油の輸出量を日量56万バレル削減し、この5年間で最低水準とされる720万バレルとすることを検討しています。
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