エジプト・アズハル大学総長、「パレスチナ問題は西アジアの最重要課題」
3月 03, 2018 17:08 Asia/Tokyo
-
アズハルのタイエブ総長
エジプト・カイロにあるイスラム教スンニー派最高権威機関アズハルのタイエブ総長が、パレスチナ問題を西アジアの最重要課題であるとし、この問題の公平な解決によってのみ、世界に平穏が訪れるとしました。
タイエブ総長は、エジプトのあるテレビ局の取材に対し、イスラム教徒やアラブ民族が聖地ベイトルモガッダス・エルサレムの市民ではないとした主張を非難し、「アラブ民族は、数千年前からベイトルモガッダスに存在していた」と語りました。
また、「歴史を通して、ベイトルモガッダスの住民は常にアラブ民族だった」とし、「シオニスト政権イスラエルによる、過去数十年間もの拡張主義的、植民地主義的な政策をもってしても、被占領地パレスチナの人口構造を変化させることはできなかった」と述べています。

シオニスト政権は、シオニスト入植地の建設により、パレスチナの人口構造を転換し、この地域をユダヤ化し、パレスチナにおける自らの覇権を定着させようとしています。
タグ