イランによるイエメン攻撃の即時停止の強調
イラン外務省が、イエメンに対する外国軍の攻撃から4年目を前に、声明を発表し、イエメンに対する攻撃と封鎖の即時停止を求めました。
イラン外務省はこの声明の中で、2つの重要な点を強調しました。一つ目は、アメリカと一部のヨーロッパ諸国が、イエメンに対する侵略者を支援し、彼らに兵器や戦闘機を供与するのではなく、戦争と戦争犯罪を終わらせるために真剣な措置を講じるべきだということです。
二つ目の重要な点は、この破壊的な戦争の終結を促すための努力を継続することです。イランは、この危機を解決する唯一の方法は政治的な手段であり、この戦争に勝者はいないと考えています。そのため、国際社会に対し、イエメンの侵略と封鎖を終わらせるために圧力を拡大するよう求めています。
国連が2017年1月に発表した報告によれば、イエメンに対するサウジアラビア連合軍の空爆や戦争の継続により、死傷者の数は1万2000人以上に達しているということです。
国連のローコック人道問題担当事務次長は、最近、イエメンの首都サヌアを視察した後、「イエメンの人道的な状況は言葉にできないほど悲劇的であり、状況は日々、悪化している」と語りました。イエメン教育省は、「3年に及ぶサウジアラビアのイエメン攻撃により、各地で2640箇所を超える学校や教育機関が破壊された」と発表しました。
サウジアラビアは、アメリカ、アラブ首長国連邦、その他数カ国の支援を受け、2015年3月からイエメンを攻撃し、同時に陸、空、海からこの国を封鎖しています。
イギリスの新聞、インディペンデントは次のように伝えています。
「イエメンの人々の3分の2が飢餓に苦しんでおり、700万人が深刻な栄養不良に陥っている。このような状況により、10分に1人の割合でイエメン人の子供が命を落としている」
サウジアラビアはイエメン攻撃の中で、クラスター爆弾などの禁止兵器を使用しています。
国際人権団体ヒューマンライツウォッチのケネス・ロス執行理事は、次のように語っています。
「サウジアラビアは、イエメンの住宅地におけるクラスター爆弾の使用を正当化することはできない。この3年間のサウジアラビアによるイエメンでの戦争犯罪は、国連安保理が、イエメンに対する戦争や暴力の停止を義務付ける決議を採択しない中で続けられている」
国連はこの問題について、しかるべき責務を果たしていません。国連は、イエメンで起こっている出来事や問題、悲劇を世界に伝えることを怠り、サウジアラビア連合軍の戦争犯罪を非難することすら躊躇しています。
現在、イエメン戦争は、サウジアラビア連合軍にとって泥沼と化しており、彼らはこの戦争を終わらせることすらもできずにいます。イエメン戦争の終結には、世界的な意志、特に西側諸国が、サウジアラビアのイエメンにおける非人道的な行動を終わらせるための強い決意を持つことが必要です。サウジアラビアによるこの3年の非人道的な措置により、イエメンは、最悪の人道的な悲劇を迎えています。しかし、それに対して真剣な対策は取られていないのです。