ヒューマンライツウォッチ、「サウジアラビアはアメリカとイギリスの武器を子供の虐殺に使用した」
8月 17, 2018 18:53 Asia/Tokyo
国際人権団体ヒューマンライツウォッチが、16日木曜の声明の中で、アメリカとイギリスはこれまで莫大な額の兵器をサウジアラビアに売却しているとして、サウジアラビアはこれらの兵器により、イエメンの子供たちを虐殺したと語りました。
今月9日、サウジアラビア軍の戦闘機が、イエメン北部サアダ州で、子供を乗せたバスを攻撃し、これにより、子供55人が死亡、77人が負傷しました。
タスニーム通信によりますと、ヒューマンライツウォッチはこの攻撃を非難し、アメリカとイギリスに対して、速やかにサウジアラビアに対する武器の売却を停止するよう求めました
サウジアラビアは2015年3月から、アラブ首長国連邦、アメリカ、数カ国の支援を受け、イエメンを軍事侵攻し、全面的に封鎖しました。
サウジアラビアとその同盟国のイエメン戦争で、これまで1万4千人以上が死亡、数万人が負傷し、数百万人が住む家を失っています。
国際機関や人権団体はこれまで、繰り返し、アメリカやイギリス、その他のサウジアラビア支援国に対して、サウジアラビアへの武器輸出を停止するよう求めています。