サウジ国王の兄弟「イランとの軍事衝突はサウジにとって大惨事」
8月 05, 2019 17:43 Asia/Tokyo
サウジアラビア国王の兄弟アフメド・ビン・アブドルアジズ氏が、イランとの軍事衝突にサウジが向かうことに強く反対し、「この行動はわが国に大惨事をもたらす」と語りました。
情報サイト・テクニカルレポートは、サウジアラビア宮殿内の一部情報筋の話として、「ムハンマド皇太子の政策への反対派であるアフメド・ビン・アブドルアジズ氏は、ムハンマド皇太子がイランとの軍事対立を目的とした米英主導の有志連合軍に加わるつもりなら、自分はこれに反対すると述べた」と伝えました。
この報道によれば、アブドルアジズ氏は地域を新たな戦争に導こうとするトランプ米大統領のプロジェクトに同調するのではなく、ペルシャ湾岸協力会議内での団結を求めたということです。
サウジアラビアの反体制派として、長年にわたり英・ロンドンに在住するアブドルアジズ氏は、公然と自らの立場を表明できる数少ないサウジアラビアの要人の1人です。
アブドルアジズ氏はサルマン現国王の異母兄弟で、2017年11月にムハンマド皇太子が汚職対策で王族の一斉逮捕に踏み切る前にサウジアラビアを出国し、ロンドンに移住しました。
また、イエメンやバーレーンに対するサルマン国王とムハンマド皇太子の行動を非難し、嫌悪を表明しています。
アブドルアジズ氏はまた、昨年11月にサウジアラビアの反体制派ジャーナリスト、ジャマール・カショギ氏の殺害とイエメン戦争により、サウジアラビアが外圧にさらされる中、帰国しました。
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