視点;イエメン南部情勢の今後の行方
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アデン空港
先週、UAEアラブ首長国連邦系列とされる、イエメン南部の移行評議会軍が、サウジアラビアの支援するイエメンのハーディ元大統領側の軍との4日間にわたる衝突の後、イエメン南部の港湾都市アデンを制圧しました。
ハーディ元大統領の本拠地とされるマアーシグ宮殿の陥落後、元ハーディ政権系列のイエメンの航空会社は、アデン市内の空港を閉鎖しました。
アナリストらは、次のような見方を示しています。
1.移行政権評議会と元ハーディ政権による新たな行動は、イエメン南部を1990年以前の状況への逆行、すなわちイエメン北部からの分裂へと向かわせている。
2.もう1つの重要な点は、アデンでの衝突がイエメン人に関係ないことに加えて、UAEとサウジアラビアの衝突とも解釈されることである。その理由は、南イエメン移行評議会はUAE系列であり、ハーディ元政権側はサウジアラビア寄りだからである。
3.こうした状況に注目し、一部のアナリストや専門家は、サウジとUAEがともにイエメンを分裂させようと目論んでいると見ている。
イラン外務省のムーサヴィー報道官は、「サウジアラビア主導のアラブ連合軍は、これまで5年間にわたり各種の最新型兵器や大量破壊殺戮兵器を使用したものの、イエメン国民の意志を揺るがすことができず、イエメン国民の前に自分たちが敗北を喫した事実を見せつけられている。そして、サウジとUAEは今度は、怪しい陰謀によりイエメンの分裂を狙っている」としました。
4.一部のアナリストも、サウジアラビアがイエメンにおいて弱体化していると述べている。
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