国際人権団体が、サウジアラビアでの死刑執行件数の増加に懸念を表明
(last modified Wed, 06 Apr 2016 12:44:24 GMT )
4月 06, 2016 21:44 Asia/Tokyo
  • 国際人権団体が、サウジアラビアでの死刑執行件数の増加に懸念を表明

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが、サウジアラビアでの死刑執行件数の増加に懸念を示しました。

ドイツDPA通信によりますと、アムネスティ・インターナショナルは5日火曜、報告の中でサウジアラビアにおける死刑の執行件数の増加に懸念を示し、同国では2015年だけで2014年の2倍に当たる158人が処刑されたことを明らかにしています。

専門家の間では、サウジアラビアの司法機関は被告人に対する公正な判決を下していないと見られています。

サウジアラビアの裁判所は最近、同国のウェブログの執筆者ライフ・バダウィ氏に対する、1000回の鞭打ち刑と10年の禁固刑という判決を承認しています。

多くの人権活動家は、これらの刑が執行されれば、バダウィ氏は命を失うだろうと警告しています。

アムネスティ・インターナショナルは、バダウィ氏に対するこの判決を卑劣極まりないものであるとし、サウジアラビア当局に対しこの判決を無効とするよう求めています。