通算81回目の「祖国への帰還の権利」行進 パレスチナ人97人が負傷
パレスチナ・ガザ地区で行われていた、通算81回目の「祖国への帰還の権利」デモ行進をシオニスト政権イスラエル軍が攻撃し、少なくともパレスチナ人97人が負傷しました。
IRIB通信によりますと、パレスチナ保健省は1日金曜、この攻撃による負傷者の中に複数の子供と女性が含まれていることを明らかにしました。
1日の「祖国への帰還の権利」行進は「打倒バルフォア宣言」をスローガンに行われました。
バルフォア宣言とは、第一次世界大戦中の1917年に、英バルフォア外相がユダヤ系のロスチャイルド卿に送付した書簡の中でシオニズムへの支持表明をしていることを指します。
シオニスト政権イスラエル軍は、デモに参加するパレスチナ人を弾圧する中で実弾、催涙ガス、毒ガスを使用しました。
この行進は毎週金曜、ガザ地区と占領地イスラエルの国境沿いで実施されています。
2018年3月30日の「土地の日」をきっかけに始まったこの一連のデモの中でイスラエル軍の銃撃により、パレスチナ人330人以上が殉教、少なくとも3万1000人が負傷する事態となっています。
「土地の日」は1976年3月30日、シオニスト政権がパレスチナ人の所有地の没収を決定した記念日です。
イスラエルは、自らのパレスチナ地域への支配を安定させるよう、パレスチナ人の土地の没収及び同国における入植地建設により、パレスチナ各地の地理的構造を変え、同地域のユダヤ化を目指しています。
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