トルコが、記者殺害に関するサウジ裁判所の判決を批判
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トルコ外務省
トルコ政府が、サウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマール・カショギ氏殺害j事件に関する同国裁判所の判決を不公正なものだとし、殺人犯らの公正な裁判を求めました。
フランス通信によりますと、トルコ外務省は23日月曜、声明を発表し、「サウジアラビアの裁判所の判決は、カショギ氏殺害事件の側面を明白にし、この事件における公正さを徹底させるという、国際社会の期待からは大きく乖離していた」と表明しました。
この声明ではまた、「カショギ氏の遺体に関する疑惑をはじめとしたこの殺害事件の重要な側面は、不透明なままであり、このこと自体、サウジアラビア側の引責の点で1つの根本的な欠点である」とされています。
サウジアラビアのある裁判所は23日、カショギ氏殺害に関与したとされる5人の被告に対し死刑を、またそのほかの3人に対し長期の禁固刑を宣告しました。
さらに、この判決によりカショギ氏殺害に関与した重要人物のうち2人が無罪となっています。

サウジアラビアのムハンマド皇太子に反対するジャーナリストのジャマール・カショギ氏は昨年10月2日、トルコ・イスタンブールにあるサウジアラビア領事館に手続き目的で入った後、領事館内で殺害され、遺体は分断されました。
サウジアラビア政府は、この事件発生から18日にわたり、この殺害事件の発生を否認していましたが、トルコ政府や、アメリカCIAの報告により、ムハンマド皇太子の直接の命令によるカショギ氏殺害が確認されました。
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