国連が、サウジ人記者殺害に関する独自捜査の継続を強調
12月 24, 2019 18:46 Asia/Tokyo
国連が、サウジアラビア人ジャーナリストのジャマール・カショギ氏殺害に関する同国の裁判所の判決に反対し、この事件に関する独自の捜査の継続を強調しました。
ロシアのアラビア語チャンネル、ロシアアルヨウムによりますと、国連のドゥジャリク報道官は23日月曜、「我々は、カショギ氏殺害の実行犯8人に対する判決を視野に入れており、国連のグテーレス事務総長はこの犯罪に関する中立的な独自捜査の必要性を強調している」と語っています。
サウジアラビア政府は、国際世論や国際人権機関の圧力に押され、1年3ヶ月近くが経過した後、遂にカショギ氏殺害事件の被告らの一部に対する判決を下しました。
サウジアラビアの司法裁判所は23日月曜、カショギ氏殺害事件の被告ら5人に対し死刑を、ほか3人の被告人に禁固刑を言い渡しました。
サウジアラビア人ジャーナリストのジャマール・カショギ氏は、同国のムハンマド皇太子の反対派で、昨年10月2日、トルコ・イスタンブールにあるサウジアラビア領事館に手続き目的で入った後、領事館内で殺害され、遺体は分断されました。
サウジアラビア政府は、この事件発生から18日にわたり、この殺害事件の発生を否認していましたが、トルコ政府やアメリカCIAの報告により、ムハンマド皇太子の直接の命令によるカショギ氏殺害が確認されました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UCXfX6KY7mZURIhUWKnKmrEQ
https://twitter.com/parstodayj