サウジ軍が国内のシーア派教徒居住区を攻撃、若者2名が死亡
12月 29, 2019 21:15 Asia/Tokyo
サウジアラビア政府軍が、同国東部にあるシーア派教徒居住区カティフ市を襲撃し、これにより若者2名が亡くなりました。
IRIB通信によりますと、カティフ出身のある政治活動家は24日ツイッター上で、「この2人のサウジ青年は、政府側の残忍な作戦の中で殺害された」と述べています。
サウジアラビア東部州は常に政府軍の攻撃を受けており、これまでにこの州の住民数十名が政府軍の襲撃により死亡したほか、数百名が逮捕されています。
サウジアラビアは総人口のおよそ10%から15%が、シーア派教徒で占められており、その多くはカティフなどの東部州に居住しています。
サウジアラビア政府は常に、国内のシーア派教徒や政治面での反対派、部族的な専制主義への反対派を、テロなど事実無根の容疑により処刑しています。
国際機関や人権機関はこれまでに、サウジアラビアでの人権活動から反体制派の処刑及び拘束、言論の自由の弾圧を何度も非難してきました。
これらの機関の証言によれば、サウジアラビア政府は世界最大の人権侵害国とされています。
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