マシュハド巡礼者数が10日間で750万人に
9月 02, 2024 17:21 Asia/Tokyo
イラン北東部ホラーサーン・ラザヴィー州のナザリー知事が、イスラム暦サファル月の最後の10日間(2024年8月25日~9月4日)に同州のシーア派の聖地・マシュハドを訪れる巡礼者が750万人に達する見込みであることを発表しました。
イスラム暦サファル月の最終日は、預言者ムハンマドの子孫でもあるシーア派8代目イマーム・レザーの殉教日にあたります。マシュハドにあるこのイマームの霊廟は、毎年数百万人もの人々が訪れる巡礼地となっています。
パールストゥデイによりますと、ナザリー知事は「昨年のサファル月最後の10日間にマシュハドが迎えた巡礼者は620万人だったが、今年は約15~20%増加し、約750万人になると予測されている」と述べました。
また、「マシュハドには徒歩で訪れる巡礼者も40万人~50万人いると思われる」としました。
イマーム・レザーはイスラム暦148年(西暦766年)に現在のサウジアラビア・メディナで生まれ、同203年(西暦818年)サファル月の最終日にアッバース朝のカリフにより殉教させられました。イマーム・レザーが在位した時代は、人々の間に清廉な預言者一門への思いが強まり最も支持が広がった時期にあたります。