バレスチナ議長、「”世紀の取引”案は実行させない」
2月 06, 2020 20:10 Asia/Tokyo
パレスチナ自治政府のアッバス議長が、親イスラエルに偏向した恥ずべき「世紀の取引」案に反発し、「バレスチナ国民は決して、この陰謀といえる計画の実行を許さないだろう」と強調しました。
イルナー通信によりますと、アッバス議長は5日水曜夜、パレスチナ・ヨルダン川西岸の町ラマッラにおいて、イスラム諸国やアラブ圏、そしてその他の国々が、アメリカとシオニスト政権イスラエルによる「世紀の取引」案と戦うために連携しているとして、「この計画案は、過去にバレスチナ国民の理想に反して企てられた他のすべての陰謀と同様に、失敗に終わることだろう」と述べました。
同議長はこれ以前にも、「聖地ベイトルモガッダス・エルサレムやパレスチナの領土は売り物ではない。”世紀の取引”案が実行されることはないだろう」と述べていました。
米トランプ大統領は先月28日、ホワイトハウスでシオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相と並んで、親イスラエルに偏向した「世紀の取引」案を公表しました。
アメリカによる「世紀の取引」案は、パレスチナの人々の権利をないがしろにする措置の一環として、サウジアラビアなど一部のアラブ諸国の協力と合意の下に作成されました。
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