西アジア情勢
米軍戦闘機のイラク攻撃で、数十人が死傷 (動画)
3月 14, 2020 02:30 Asia/Tokyo
アメリカ軍の戦闘機が13日金曜未明、イラクの4つの州にある同国の政府軍や民兵組織ハシャドアルシャビの拠点を攻撃しました。
この攻撃で、イラクの多数の兵士や民間人が死傷したほか、イラク南部カルバラーにある工事中の空港も破壊されました。
イラクの要人や各団体は、アメリカによる今回の攻撃を非難するとともに、その後遺症・悪影響に関して警告しました。
イラクのサーレハ大統領の事務所は声明を発表して、今回の攻撃を非難するとともに「このようは行動は、イラクの国家主権の侵害にあたる」としています。
また、「このような攻撃が継続された場合、イラクは大混乱に巻き込まれるだろう。特に治安筋は、テロ組織ISISの因子が捲土重来を狙っていると伝えている」と表明しました。
ロイター通信は、アメリカの2人の政府関係者の話として「今回の攻撃は、今月11日に発生したイラク領内にある多国籍軍基地へのロケット弾攻撃への報復として実施された」と報じました。
今月11日夜、イラク・バグダッド北部にあるアルタージー基地が何者かによりロケット弾の攻撃を受け、これにより英米兵4人が死亡、兵士ら26人が負傷しました。
アメリカはこの攻撃の直後に、実行犯がイラクの民兵組織だとする声明を出しましたが、同組織はこの攻撃には一切関与していないと否定しています。
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