レバノン・シーア派組織、「イスラエルの滅亡はすでに決定、主要な対戦相手は米」
レバノンのシーア派組織ヒズボッラーのナスロッラー事務局長が、「シオニスト政権イスラエルの滅亡は既に決定しており、主要な対戦相手はアメリカである」と語りました。
レバノンのアルマヤーディン・テレビによりますと、ナスロッラー事務局長は22日金曜、パレスチナ人との連帯を謳う「世界ゴッツの日」に演説し、「イスラエルは1つの違法な政権であると同時に、腐敗した細菌、占領者、侵略者、ガン細胞の塊であり、除去されなければならない」と強調し、「地中海東部からヨルダン川へと至るパレスチナはパレスチナ人のものであり、彼らに返還されるべきだ」と強調しました。
また、「パレスチナ解放の道は武力闘争である」とし、「あらゆる形での抵抗こそ、パレスチナと聖地を解放する唯一の方法であり、これ以外の道はすべて時間の浪費だ」としました。
さらに、「解放までの戦いは長期にわたる」とし、「パレスチナ人は、表面上の問題でイスラエルと戦っているが、この戦いは本質的には米国との戦いだ」と語りました。
そして、「イラクの旧独裁者サッダームが起こした対イラン戦争、さらには現在のサウジアラビアによるイエメン戦争をはじめ、過去何十年もの地域での戦争の目的は、イスラエルに有利となるようパワーバランスを維持することにあった」と指摘し、「これらの戦争の目的は、イスラエル存続以外の何物でもない」と述べました。
ナスロッラー事務局長はまた、抵抗の枢軸におけるイランの位置づけ、およびイスラエルとの戦いの方程式に触れ、「イランは抵抗の枢軸の重心となっている。だからこそ米国に槍玉に挙げられ、攻撃の標的となっている」としました。
最後に、「抵抗の枢軸は自らの抵抗を続行する」と強調し、「抵抗の枢軸の力の増強計画は今後も続く。敵のイスラエルはイランはもとより、イエメンやシリア、レバノン、イラク等、いずれの国においてもこの計画を停止させることはできない」と結びました。
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