アラブ諸国で株価が暴落
7月 15, 2020 15:54 Asia/Tokyo
IMF国際通貨基金が、「新型コロナウイルスの蔓延とそれに伴う石油価格の暴落を受け、地域経済は好ましくない状況に陥る」との予測を発表したことを受け、ペルシャ湾岸のアラブ諸国の証券取引所の多くでは、株価が暴落しています。
イルナー通信によりますと、サウジアラビアの主要な株価指数は14日火曜、0.4%の下げを記録し、同国の銀行最大手ナショナル・コマーシャル・バンク(NCB)は2.6%低下して、サウジの株価の下がり幅としては過去タイ記録となりました。
また、携帯電話企業のザイン・サウジアラビアは、今年の第2四半期の利益が昨年の同時期と比べて1億3000万ドル減少したことを発表した後に、サウジ証券取引所での株価指数が4,7%下落しました。
クウェート証券取引所では、主要株価が1.9%の下げを記録し、同国の国立銀行は1.7%の低下により、これも株価指数下げ幅のタイ記録となっています。
そして、観光・運輸分野での業績不振が目立つアラブ首長国連邦でも、経済不振は同国の証券取引所にくっきりと反映されており、同国ドバイ証券取引所の株価は0.7%、アブダビ証券取引所は0.5%の下落をそれぞれ記録しています。
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